About
自己紹介・アンジュの想いについて
メディカルハーブの先生 長澤鈴代(ながさわすずよ)
静岡で「メディカルハーブ」の教室の運営と販売事業をしているアンジュ代表の長澤鈴代です。今、「気力」「体力」「意欲」が出ないという方達にむけて、
たった5分で変わりだす「心からの笑顔」でい続けられる毎日を送る方法をお伝えする活動をしています。
マッサージで身体を癒したり、旅行で温泉に入って心を癒したり、ゆっくり休めたり…
そんな事が頻繁にできたらきっといい。
でも、それも出来ないほど忙しくて、でも頑張り続けないといけない。
そんな方達が沢山いらっしゃいます。私自身も昔はそうでした。
私は、そんな「心と体」を癒す時間もないほど頑張っている方達に
「メディカルハーブ」を使ったレッスンや販売を行っています。
メディカルハーブティーブレンドレッスン・ハーブを使った石鹸講座・緑の薬箱レッスンを通して、
日常に「ハーブ」を取り入れていただきたいと願っています。
例えば、メディカルハーブティーを淹れるのは、日常の中のたった3分、5分です。
それだけなのに、自分の心と体の声が聞こえるようになります。
疲れていてもその日のうちに心と体を癒せるようになり、ストレスがあっても上手に乗り切れるようになるのです。
そんな日常に笑顔が増える方を増やす活動をしています。
人生最大の試練、そして「ハーブ」との出会い
そもそも、私と「ハーブ」の出会いは、かれこれ20年前くらいになるのでしょうか。その当時はただ「体にいい」というワードを雑誌で見て手にとったくらいでした。
雑誌の記事を真似して、部屋でアロマを焚いたり、市販されていた草っぽい薬っぽい、あまり美味しくないハーブティーを飲んだりしていました。
ハーブの事を知らないながらもアロマの香りが部屋に漂うと、何だか気持ちが華やかになったり落ち着きを感じたり、自分なりに楽しんでいました。
そんなある日、私は人生最大の試練を迎えてしまいました。
言葉にするのはとても勇気のいることですが、
最愛の夫を亡くしました。
(主人が居るのが当たり前だと思っていた頃です。)
あまりにも突然の出来事で思考が停止してしまいました。
私には子供が3人います。
夫が亡くなった18年前、一番下の子はまだ10歳でした。
これから先どうやって生きていくのか、悲しみと不安と寂しさとプレッシャーと・・・
全てに押しつぶされていました。
夜は眠れなくなり、食事も喉を通らない、生きていく意欲がない・・・
そんな日々が続きました。
毎日毎日続きました・・・。
そんな私の背中を子供たちは見ていました。
ずっとずっと黙って見ていました。
悲しみを抱えて見ていたのでしょう。
不安を抱えて見ていたのでしょう。
寂しさを抱えて見ていたのでしょう。
(主人が6月に亡くなって翌3月に長女の中学卒業式)
私は気が付きませんでした。
子供たちが見ていることを・・・。
大切な子供たちの視線に気が付くことができないほど、
気持ちに余裕はありませんでした。
気持ちに余裕はなくても、生活はしていかなければいけません。
ご厚意から、私は亡き夫が勤めていた会社に入れていただき、
そこで働かせていただいていました。
そんな状況でしたから「大変」と愚痴を吐くことも、「できない」と言うことさえも絶対にしてはいけないと思っていました。毎日平日は朝8時から20時21時まで、時には22時23時過ぎまで働くことが当たり前。
自分のキャパを越えるほど仕事をしていたと思います。
土日は体が動かず家で倒れている状態でした。
身体は限界のはずなのに、眠れない日が続いたりもしました。
その結果、疲弊し過ぎて、鬱のような状態になっていきました。
朝、会社に行く時間になると、ひどい腹痛に襲われるのです。
そうして、健康でいられない自分に対して罪悪感も抱いていました。
「子供たちを育てていくために、健康でいなきゃいけない。
風邪もひいていられない。頑張らなきゃ!」
と思っていましたが、同時に薬に頼りたくない自分もいました。
その頃、よく周りの方達から「子供3人育ててすごいですね」
という言葉をいただいていた気がします。
しかし、その当時の私はすごいと言われる意味が全く分からない状態でした。
当時はそれすらわからないくらい…
(実家の父、娘達と行った春休み旅行の一枚です。)
人からどう思われているのか?すら気にしている暇がないほど生きることに必死でした。
そうやって、頑張っている自分の事を認めてあげられずに毎日を過ごしていました。
その結果、疲弊し過ぎて、ひきこもり状態になってしまったのです。
動けなくなった私は、会社を退職し、しばらくの間家で過ごしました。
家では必要最低限の家事はしていました。
だけど、人に逢いたくなかったので、空いた時間は自分の部屋で横になっていました。
だけど、横になって眠ろうとしても、眠ることはできませんでした。
今思い返しても、とても不思議ですが、
眠れないことに対し、薬を使うことは一度もありませんでした。
その代わりに、相変わらず、雑誌の真似事で部屋にアロマを焚いて、
美味しくないハーブティーを飲み続けていました。
ちょうどその頃は、2番目の子供が春から大学に通う時期でした。
「お母さん、そろそろ働いて」と言われました。
塞ぎ込んで動けないでいる私をずっと見てきて、
娘が家を出た後のことを心配してくれたのだと思います。
その言葉を聞いて、ハッとしました。
まだまだ、子供たちはお金のかかる時期。
子供たちが頼れるのも、子供たちを守れるのも、母である私しかいない。
そのことに気付いた私は、「がんばろう」と思い、仕事を探し始めました。
そして、銀行で働きはじめました。
だけど、以前のように働けなくなることに対する怖さがありました。
どうにかして、体も心も壊さずに、働き続けたいと願っていました。
ハーブは知っているけれど「メディカルハーブ?」
ちょうどその頃、「メディカルハーブ」という言葉を目にしました。
調べていくと、メディカルハーブの学校が東京にあることが分かりました。
「自分の体のためにちゃんと勉強したい!」
そう思い、学校に学びにいくことを決めました。
それまでも、眠れないことに対し相変わらず雑誌に掲載されていた
「ぐっすり眠りたいときはラベンダー」の記事を見ては、精油を買ってきては寝室にラベンダーの香りを焚いたりしました。
また今ほどハーブティー専門店も無かったので、輸入食品店などで買えるブレンドされたカモミールティーを飲んだり、ジャスミンティーを飲んだりしておりました。
そうしてハーブに助けてもらっていたので、なおさら
「メディカル=医療(薬草)、ハーブ=植物、医療にも使えるハーブって何だろう。」
と、とても興味がわきました。
まだまだ大黒柱として頑張らなくてはいけない私にとって、
風邪を惹かない様に予防すること。
自分の身体を自分でケアするという事はとても大事なことだったのです。
それを教えてくれる場があるということは藁をもすがる思いでした。
学びの場が東京であっても、東京の大学に行き始めた
娘の所を起点に通えると思いました。
仕事内容は大変でしたが、そこで自分の力をつけていきました。
勤務年数も増えていき、教える側にもなっていきました。
銀行で働きながら、私はハーブの勉強をし続けていました。
メディカルハーブの勉強を始めて、改めて、植物の力の素晴らしさを学びました。
心と身体を整える力があることを学びました。
(メディカルハーブを学び始めてもう10年近くになります。)
ハーブティーって美味しくないと思っていた…
とても衝撃的だったのは、
「美味しくない」と思い込んでいたハーブティーが、実は「美味しくなる」ということでした。
ハーブティーはただブレンドしても美味しくありません。
あれもこれも入れると喧嘩します。
また、体に効果のあるものにするためには、
飲みやすいテクニックとバランスがあることを学んでいきました。
ハーブティーブレンドのスクールでは、受講生、私含めて5名いました。
私はブレンドスクールへ行く前は、自分が飲んだことのあるハーブをメインに作用も考えながらハーブをブレンドしておりました。
そのブレンドももちろん美味しいのですが、他の受講生達や先生が、私が苦手とするハーブを使いこなしているのに驚きました。
私はペパーミントのスースー感が苦手でハーブティーにはあまり使っておりませんでした。
ですが、ジャーマンカモミールにブレンドするとペパーミントのスースー感が和らぎとても飲みやすくなるのです。
ペパーミントとジャーマンカモミールの相乗効果で体がだるい時や、胃もたれ、風邪の症状、ストレスからくる胃痛など心と体の不調を緩和してれるのです。使わない手はないのです。
また、ジンの香りつけにも使われているジュニパーベリーを私はほとんど使ったことがありませんでした。
使うには少し注意が必要ですが、浮腫みの改善であったり、呼吸器系の不調を緩和したりするのです。なんといってもメディカルハーブティーで淹れた時の色が綺麗なんです。ハイビスカスも綺麗な赤色ですが、そこにジュニパーベリーが加わると赤ワインの様な赤紫になるのです。ジュニパーベリーを入れることで味も深みが増すのです。
ハイビスカス、ローズヒップ、ジュニパーベリー、ローズ、ヒース、マローブルー、ネトルのブレンドは味、色、香りが素晴らしく「からだが目覚めるブレンド」なんです。
私のサロンではレッスン後のメディカルハーブティーとしてお出しすることもあります。
受講生が5名であったこと、それぞれのメディカルハーブティーをシェアしディスカッションが出来ていたこと、そしていつもお互いブレンドティーの良い所を褒めるのです。
ティーをシェアする時、自分のブレンドは大丈夫かなといつも思うのですが、良い所を褒めてくれるので、それが自信になっていくのです。
試験がある時は、職場でお昼に仲間たちにむけて
何度もデモンストレーションをさせてもらいました。
いつも応援してくれる仲間がいることがとても幸せでした。
匂いとか味が大嫌いだったのに美味しい!と驚かれました。
彼女がその後お母様にも伝えられたそうでお母様も彼女がハーブティーが嫌いなのを
知っていたのでびっくりしていたということを教えてくださりました。
銀行の職場はとても大変です。男性ならタバコで一服ができるかもしれません。
でも、たばこを吸っていないとなかなかそういう時間を持てなかったりします。
なので、時々頑張っているみんなにほっと一息リフレッシュしてもらえるようにブレンドしたメディカルハーブティーを持っていきました。
みんなでメディカルハーブティーを囲んでシェアしながら飲む。
そんな雰囲気も、頑張る人達にとってとても大事だとこの時に感じました。
お気に入りのブレンドを買ってくれる人も増えていきました。
私のブレンドするメディカルハーブティーを「見ているだけでも楽しい」と言ってくれるのです。
もちろん味も美味しいと言ってくれますが、職場の仲間たちは、家に帰れば子供のお世話だったり、家事だったり、親の介護などやることが沢山なんです。仕事で頑張って、また家でも頑張っているのです。そういう状況を知っているので「少し息抜きをしてホッとして欲しい」「頑張っている自分を一番に癒して欲しい」そんな想いを込めてブレンドしているのです。
だから私のブレンドしたメディカルハーブティーを「見ているだけでも楽しい」「すごく美味しいよ」なんて言われると、本当に嬉しいんです。
もっと皆の役に立ちたくて、私も頑張ってしまうのです。
この「経験」と「知識」で恩返ししていこう
ハーブに携わって、気が付けば私が一番癒されておりました。
そんな日々を過ごす中で、子供たちは大きくなりました。
気持ちに余裕のない母でしたから窮屈な思いはたくさんあったでしょう。
ごめんなさい。
親が頼りなかったから子供はしっかり育ちました。
反面教師というやつですね。
それから、会社を辞めて独立することを決めました。
「会社を今から辞めるなんて」という声も家族含め色んな方から言われました。
心配してくださる声はとてもありがたいと思いました。
しかし、それ以上に私が周りの方達から与えられた愛を
私もこれからは愛として与えていきたいと思いました。
私が「ハーブ」の力や植物のエネルギーに癒されてきたこと。変わったこと。
その想いを過去の私のように苦しんでいる方に伝えていきたい、出来る事をやっていきたいと思いました。
私は主人が生きている時は、全部が「当たり前」で生きていました。
ずっと一緒に年を取っていくのが当たり前。主人と二人で働いて、けんかしながらも仲良く子供たちの成長を楽しみにしていたのです。それぞれが父親母親の役割を分担して子供たちの部活動を応援したり、家族で毎年キャンプに行ったり、家族みんなでそういう生活がずっと続くのが当たり前だと思っておりました。
しかし亡くなってから「絶対」なんて一つもないということを知りました。
私は、いつも素敵な人に引き寄せられ、助けられ、そこに導かれていることを感じています。いつもそこには「人の想い」があって全部繋がっていると感じているのです。
目に見えない力があるな~ってすごく思うのです。自分ひとりの力じゃどうにもならないことも、周りの人の愛で成り立っていることをすごく感じています。
だから私はそれを大事にしたくて、私も愛として与えていきたいと思っています。
立派な人間ではないけど、それを大事にしていきたいと思っています。
忙しく働いている人、人間関係で疲れてしまっている方、
そんな方達が自分に対して罪悪感を持ってしまうことがあるかもしれません。
しかし、自分のキャパ(限度)というものがあります。
自分自身でOFFして、もっと自分を「自分の思いやり」で包んであげて、
「愛情」を注いであげてほしいと思っています。
そのきっかけがアンジュの「メディカルハーブティー」になれば嬉しいです。
少しずつですが、見つけてくださる方たちが増えました。ありがとうございます。
昨年(2018年)にOPENし、少しずつお客様がアンジュを見つけて来て下さるようになりました。
ありがとうございます。
メディカルハーブティーブレンドレッスンやハーブを使った石鹸教室、緑の薬箱教室では、
毎月季節にあった内容で行っているため、それを楽しみに通われていらっしゃる方達がいます。その場でたた楽しいではなく、ご自宅でも安全に再現できるようにお伝えすることを大事にしています。
メディカルハーブティーをブレンドする時間、淹れる時間、味が出るのを待つ時間、味わう時間。
石鹸を創る時間、出来上がる(熟成期間:1か月)までの時間、そんな時間も香りと色に癒されながら「自分をいたわる時間」に変わっていると皆様喜んでくださります。
お父様が呼吸器の病気を持たれていて、健康が心配だとアンジュを訪れてくださった娘さんが来てくださりました。お茶は普段から飲んでいるけれど、メディカルハーブティーを飲んだことがほとんどない方でした。
しかし、娘さんご自身でハーブが体にいいことを調べられタイムとフェンネルをいれて作ってくださいとオーダーをいただきました。しかし、そのハーブをブレンドすると個性が強くて大変飲みづらいものでした。
そのため私の方で味を調え、ブレンドし麦茶のような感じに変えさせていただきました。その後娘さんから、お父様が大変喜ばれて毎日飲み続けられているとご連絡をいただきました。
そんな風に、「自分の心と身体は自分でケアしていく人達」が増えて、
周りに伝染していって、幸せも伝染していく。
そんな循環が出来たら、私はとても幸せです。
目指せ【一家に1人のセラピスト】です。
私は、その理想に少しでも近づけられるように丁寧にハーブの力、
植物のエネルギーの素晴らしさを伝えていきます。
お読みいただきましてありがとうございました。
JAMH シニアハーバルセラピスト
HBM ハーブティーブレンドマイスター
NARDJAPAN アロマ・アドバイザー
他己紹介
お客様/周りから見た「長澤鈴代はこんな人♪」
よく講座に来られるお客様から言われることがあります。「“ハーブティー教室”と聞くと、優雅なセレブな人達が集まっている感じかな~先生もそんな雰囲気かな~私行っても大丈夫だろうか?と最初ドキドキしてお申込しました。」と^^しかし、実際会ったお客様からは「よかった、全然そういう感じの先生と違う(笑)ナチュラルで話しやすい先生でよかった!」とお言葉を頂くことが多いのです。初めてお会いするお客様が、安心して来ていただけるようにお客様から「私から見た長澤鈴代はこんな人」を頂きました。読んでいただけると嬉しいです。ご協力くださった皆様、いつもありがとうございます。